活動報告

第10回大名庭園サミット金沢大会が開かれました。

2016年3月24日【交流委員会】

平成27年11月19日~20日、10回目となる大名庭園サミットが兼六園(石川県金沢市)で開催されました。当会からは、33名と今までにない参加者があり、茨城県と水戸市からも8名が参加しました。北陸新幹線の魅力に惹かれてでしょうか。
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大会テーマは「大名庭園の価値を伝えよう」で、19日午後、石川県立音楽堂を会場に講演とパネルディスカッションが行われました。最初に、進士五十八東京農大名誉教授(大名庭園民間交流協議会顧問)の「大名庭園の価値と活用~庭園からのふるさと創造~」と題した基調講演が行われ、「大名庭園は、それぞれ実用性と美しさ、地域らしさを持ち個性がある。大名庭園の集まりは多様な個性の集合体で、大きく見ればそれが地球の持続性を支えるものとなっている。大名庭園を応用した大きな規模の町づくり『緑と農のまちづくり』を実践しよう」と呼びかけられました。


進士顧問の基調講演

発言する湊会長

パネルディスカッション「大名庭園の価値を伝えるために」は各団体が、各庭園の見所、その作庭思想や表現技術、復元整備状況、価値を伝える工夫等を発表しました。本会からは、見所①梅園、見所②好文亭を取り上げて湊会長が報告しました。主催する金沢城兼六園研究会の記入例にならって、テーマを絞って報告したため、まとまりのあるディスカッションとなりました。

大会宣言では、「大名庭園の価値」を伝える活動をより力強く進めることを決意して、「(1)平易な読本を作成する/(2)管理者と協議を重ね地域独自のものにする/(3)大名庭園の価値を伝えるガイド活動・子どもふるさと教育について工夫する」の3点を今後具体的に推進していくことが述べられています。

その後会場を移して交流懇親会。西茶屋芸妓の踊りで幕を開け地元食材料理に舌鼓を打ち、地酒飲み放題で盛り上がって他団体との親交を深めました。


今回の黄門様は根岸副会長

翌20日は エクスカーションで参加者は希望したコースを主催団体と地元ガイドさんの案内によって観光しました。

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